研究の目的・組織・計画

2017年度~2020年度に「現代アジアのリプロダクションに関する国際比較研究:ジェンダーの視点から」と題する調査研究を実施します。

研究の目的概要
本研究は、近代化の中で急激な変貌を遂げるアジア諸国において、家族計画、避妊、人工妊娠中絶、不妊治療、生殖技術、出産などのリプロダクションのありようを質的、量的に調査し、ジェンダーの観点からアジアの総合的な国際比較研究をおこなうものである。従来、人口学、家族形成の観点から「出生」「出産」研究に焦点が集中してきたが、不妊治療や生殖技術、避妊や人工妊娠中絶など性と生殖に関わるリプロダクション全体を捉えなければ、女性の身体とジェンダー・ポリティクスを探求できない。本研究はリプロダクションを歴史的文脈、トランスナショナルな相互作用、ローカルな相互作用の観点からそのダイナミズムのありようと要因を探るものである。

プロジェクトの体制
代表
白井 千晶(静岡大学)

分担者
小浜 正子(日本大学)
幅崎 麻紀子(電気通信大学)
洪 賢秀(東京大学)
松尾 瑞穂(国立民族学博物館)
松岡 悦子(奈良女子大学)
澤田 佳世(沖縄国際大学)
嶋澤 恭子(神戸市看護大学)
田間 泰子(大阪府立大学)

研究協力者
姚毅(東京大学・非)
保明綾(マンチェスター大学)

プロジェクトの対象国(以下14カ国)
日本、韓国、台湾、中国、
ベトナム、ラオス、タイ、ミャンマー
インド、ネパール、ブータン、スリランカ、
フィリピン、インドネシア

2017/4-2020/3


JSPS17H04559の助成を受けて開設しています。